春の朝食事件
2000/3月21日
3月も中旬となり、長野ではまだ寒い日もありますが、春らしく暖かい日もあるようになりました。
春といえばなんといっても、ふきったま(長野では「ふきのとう」のことをこう言う人が多い)ですね。
てんぷらや、酢味噌あえなど、あのほろにがさがたまらないものですが、我が家の畑にも里ぶき(蕗にも山蕗と、里蕗があるのはご存知ですよね)は生えているのですが、先日、近所の人から里ぶきがたくさんあるから食べてくれとスーパーの袋いっぱい頂きました。
それを見て、妻はさっそくゆでて酢味噌あえにしましたが、それは本当ににがくて二口も食べればもういらないという感じでした。
大量に茹でてしまったその「ふきったま」、水にさらせばなんとかなると思ったのか、「明日の朝はふきったまのみそ汁だー」と嬉々として言う妻に、私は「それだけはやめてくれ」と言ったのですが、人の話など聞く耳をもたない妻のこと、案の定次の日の朝はそのみそ汁でした。
みなさん、もうおわかりですね。そのみそ汁のなんとにがいことか・・・私はどうにも食べられなくて残してしまいましたが、妻もやっぱり食べられません。
じいちゃん、ばあちゃんはと見ると、かわいそうに、一生懸命我慢して食べていました。
今の時期、昼の分も煮てしまうのですが、さいわい妻は仕事でいないので、ばあちゃんは昼にはそれをこっそり捨てて、白菜の具で新しいみそ汁を作っていました。
みなさんも、ふきったまをみそ汁に入れるのはやめましょう! 入れても彩りにすこし刻んだものをちらす程度にしてくださいね。
あー まだ口の中がにがい・・・ |